2011年11月24日

世田谷文学館で朔太郎をめぐるgozoCine上映

世田谷文学館で開催中の「生誕125年 萩原朔太郎展」最終日前日となる2011
年12月3日、吉増剛造によるレクチャーと朔太郎をめぐるgozoCine数作品の上
映が急遽決定しました。

上映が予定されているのは下記の6作品。映像制作と並走しながら深められて
いく、吉増剛造による朔太郎詩篇「精読」のありようを知るまたとない機会に
なることでしょう。

 2011年12月3日(土)14時〜(13時30分開場)
 出演 吉増剛造
 世田谷文学館 2階講義室
 参加費無料/予約不要

 上映予定作品
 《朔太郎フィルム日記》(8分、2007年)
 《道路(みち)の遠近を忘れたり――津田新吾さんを悼みつつ》(18分、2009年)
 《利根(タンネ)――朔太郎の》(2分、2009年)
 《赤城山――朔太郎の》(8分、2009年)
 《アメリカ、沼澤地方、……》(7分、2011年)
 《太古のおもいで――『猫町』》(19分、2011年)

詳しくは同館ホームページでご確認ください。
http://www.setabun.or.jp/


画像は、《赤城山――朔太郎の》より

赤城山 朔太郎の01.jpg

posted by gozocine at 23:50| 大阪 ☀| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月22日

吉増剛造映像作品、大阪上映、残すところ数日!

第七藝術劇場での今週の上映開始時間は、午後3時50分です。各プログラム80
分程度。関西で上映される貴重な機会ですので、お誘いあわせの上、ぜひ劇場
までお運びください。

22日(火)は、《熊野、梛の葉、……》を含む6作品によるCプログラム。
23日(水)は、《阿弥陀ケ池、折口さん――》を含む6作品によるDプログラム。
24日(木)は、《まいまいず井戸》を含む9作品によるAプログラム。
最終日となる25日(金)は、《奄美フィルム》を含む5作品によるBプログラム。

いずれのプログラムも上記のDVD+Book『キセキ』に収録されている代表作の
時期から最新作に至るクールなセレクションです。
http://gozocine.info/program.html

画像は、《心中天の秋川、……》より。
大阪、第七藝術劇場では最終日の11月25日(15:50上映開始)に上映されます。
「予告する光」のメイン・イメージとして使用してきたこの画像は、この作品
の冒頭シーンからのものでした。

akikawa3.jpg






posted by gozocine at 04:22| 大阪 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月16日

「予告する光」第七芸術劇場プログラム

gozoCineは、1作品ごとに独立した短篇で、中心をなす対象や場所がそれ
ぞれにありますが、ある作品のモチーフは、複数の他の作品にもいろいろな
かたちで反復され、変奏されていますから、すべてを接ぎ木するようにして
全体を一つのgozoCineとしてとらえることもできるのかもしれません。

その上、詩作、執筆、講演、パフォーマンス、そして幾多の旅と並行しなが
ら制作されているgozoCineは、映画の外でもまた、詩人の創作活動と密接に
かかわっています。

でもそれらをまったく知らずとも、楽しむことができるのが、gozoCineの魅
力です!

2011年夏のポレポレ東中野では、5年間に制作された全52作品を5篇から10
篇を組み合わせて毎夜異なる21種類のプログラムで上映したため、隣り合う
作品、同時上映される作品の組み合わせによって、同じ作品でも見え方が違っ
てくるという面白さがありました。一方、いったいどのプログラムを見れば
よいのか迷われた観客も多かったのではないかと想像しています。

今回大阪では、東京よりも上映期間が短いことや、初めてgozoCineをご覧に
なるオーディエンスも多いことを考慮して、こうした完全な日替わりプログ
ラムではなく、32作品をAからEまでの5つの固定したプログラムとし、すで
に代表作と呼んでもよいような作品ばかりで構成されています。(とりわけ
泉鏡花四部作を含むプログラムEは、今夕を含む2回のみの上映ですのでご注
意を!)


画像は、《鏡花フィルムII ――金沢篇》より。浅野川の川べりにて。
第七藝術劇場ではEプログラム、11月16日(終了)、19日(15:50上映開始)に上
映されます。
http://gozocine.info/program.html

鏡花フィルムU(3).jpg
posted by gozocine at 22:06| 大阪 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

gozoCineの音のレイヤー

gozoCineは、デジタルビデオカメラで撮影されたのち、映像を若干カットした
りつなげられたりはされていますが、撮影後に音をかぶせたり、映像に効果を
かけたりといった作業は一切されていません。「再訪」はしたとしても、「再
撮」という概念は存在しない、gozoCineは驚くべきライヴパフォーマンス、あ
るいはドキュメンタリーと言ってもよいのかもしれません。

ポータブルなピンチハンガーやOHPフィルムやオブジェたちが、カメラと被写
体との間に差し挟まれるように、gozoCineではマリリアさんの歌やその場の自
然と人工のサウンド加えて、さまざまな音や声が撮影の場に持ち込まれ、再生
され、映像と同時録音で拾われていきます。撮影時、音響機器はポケットに入
れてあったりバッグに入っていたりするようですが、撮影のための道具でもあ
るカセットテープレコーダー、MDプレーヤー、DVDプレーヤーといった再生装
置はしばしば被写体にもなっています。

再生される声の主は、パウル・ツェラン、折口信夫、ソクーロフ、あるいは
過去に録音された自身の声であったり……、さらには撮影しながら口から咥
えられてもいるらしい(武満徹から受け継いだという)サヌカイトの硬質な
響きもそこここで登場しています。

いつの間にか「映画の時間」に参集しているモノと音と言葉と歴史……、参集
した者同士の呼応と共振。gozoCineの多層に侵蝕し合うレイヤーのあり方は、
未踏の領域であるに違いありません。


以下の画像は、最新作《太古のおもいで――『猫町』》より
第七藝術劇場ではDプログラム、11月15日(終了)、18日、23日に上映。
http://gozocine.info/program.html

太古の02.jpg
posted by gozocine at 00:39| 大阪 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月15日

金時鐘さんプロフィール

11月15日(火)夜は、ゲストに詩人の金時鐘さんを迎えてのトークが上映後
にあります。以下に、プロフィールをご紹介します。

金時鐘(キムシジョン)
1929年、朝鮮元山市生まれ。済州島で育つ。1948年の「済州島4・3事件」
に関わり、来日。1950年頃から日本語で詩作を始める。在日朝鮮人団体の文
化関係の活動に携わるが、運動の路線転換以降、組織批判を受け、組織運動
から離れる。兵庫県立湊川高校教員、大阪文学学校副理事長などを務める。
詩集に『地平線』(1955)、『日本風土記』(1957)、『新潟』(1970)、『猪
飼野詩集』(1978)、『光州詩片』(1983)、『原野の詩』(1991)、『化石の夏』
(1998)、『失くした季節』(2011、高見順賞)他。評論集に、『クレメンタイ
ンの歌』(1975)、『「在日」のはざまで』(1986、毎日出版文化賞)など。


当日のプログラムD「耳の精霊への責任が生じていた」では、6作品が上映さ
れますが、金時鐘に捧げた作品が多く含まれています。11月14日を見逃した
方も、まだ2回上映がありますのでぜひご覧ください。


以下の画像はgozoCine最新作の《大阪日記 2011.9.10, 9.23-27》より
第七藝術劇場ではDプログラム、11月14日、17日、23日に上映されま
す。金時鐘さんの詩の朗読が、ゴッホの眼差しを通して聞こえてきます。
http://gozocine.info/program.html


大阪日記01.jpg
posted by gozocine at 20:29| 大阪 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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