2011年11月11日

差し挟まれるものたち OHPフィルム

OHPフィルムとは、図像や文字をオーヴァー・ヘッド・プロジェクターでスクリー
ンに投影させるための透明なフィルム。そのOHPに複写されたポートレイトたち
は、gozoCineの不可欠な導き手としてさまざまな作品に登場し、現時点で50作
品以上が制作されいてるgozoCineではすでにおなじみですが、初めて登場した
のは意外にも遅く、gozoCine第13作品目《阿弥陀ヶ池、折口さんーー》(2007
年)で使われた、新潮日本文学アルバムの表紙から複写された折口信夫のポー
トレイトでした。

以来、泉鏡花、萩原朔太郎、島尾敏雄、島尾ミホ、松尾芭蕉、そしてエミリー
・ディキンソン、イェイツ(最近では写真のポートレイトだけでなくゴッホの
自画像も登場)といった人物たちのポートレイトのみならず、ジョン・ケージ
のドローイングや良寛の書などもOHPフィルム上でハンディーなモノとなって、
カメラの前に差し挟まれます。

ときにはパタパタと(ペコペコと?)音を発する音響装置でもあります。

持ち歩かれ、風にそよぎ、車のフロントガラス重ねられ、テレビの画面に貼ら
れ、空を覆い、背後の光景を映しこみ、また背景を見えにくくするOHPフィル
ム。

被膜は、gozoCineの中で幾重にも重ねられています。


以下の画像は《鏡花フィルム I プロローグ》より
第七藝術劇場ではEプログラム、11月16日、19日に上映されます。
http://gozocine.info/program.html

鏡花フィルムT(1).jpg
posted by gozocine at 07:27| 大阪 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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